デザインが違うとか文章が違うというだけではなく、にじみ出てくる”何かが”違うと言ったレベルかもしれません。ここでは、当社で作らせていただくホームページの特徴をご説明いたします。
”らしい”という言葉は、「〜としての資質を備えている・〜と呼ぶにふさわしい」という意味をもっています。同じような製品を扱い、同じようなサービスをし、同じような規模の会社であったとしても、そこには必ず貴方の会社”らしさ”というものが100社あれば100社に存在します。
自社の社員すら気付いていなかったような独自性や、もやーっとしていた強みや特徴が鮮明なものへと洗い出され、デザインと文章に表現された”らしさ”はホームページから滲み出ていきます。それは正に、御社しか持つことの許されない完璧なフルオーダーメイドの、御社のホームページと呼ぶにふさわしいホームページとなるのです。
しかし、”らしさ”というものはカタチがないからこそ、理屈では伝えきれません。「ここの部分をこうしたから”らしく”なった」とか「このデザインがこうだから”らしく”なった」というわけではなく、一貫して緻密にホームページに組み立ててこそなので正直説明し切れません。(理屈で説明できれば他のホームページ制作会社にもきっとできるでしょう・・・。)
当社も、ホームページというデジタルのものを通じて”らしさ”を表現してはいますが、この”らしさ”を引き出す行為自体はものすごく"アナログ”作業です。これがあるからこそ「人の心に何かしら訴えかける」ホームページに仕上がるようになるのです。カタチがないからこそ伝わりにくい部分でもありますが、いくつか例を出しながら皆さんにも「何となく」ご理解いただくためご説明していきたいと思います。
でんきのエノモト様は、東京都の杉並区にて家電修理・工事・販売を行っていらっしゃいます。エノモト様は杉並区の下井草地域にて「地域に根ざした」電気屋さんとして多くのお得意様も抱えていらっしゃいますが、お得意様の高齢化に伴い新たな年齢層の40〜50代のお客様も抱えていきたいという思いから当社にてホームページを一新しました。
エノモト様は当社の親会社にてブランディング戦略を組み立てていることもあり、「ヨッシー」という自社のキャラクターも数年前に当社でお作りしておりました。まず、「どんなことでも駆けつけるのがでんきのエノモトだ」というイメージをお客様に感じていただくため、ヨッシーとエノモト社長自らをホームページに登場させ、フラッシュ(トップページの動いているメインの動画)でその様子をストーリー仕立てにしました。ここでもかなり細かなニュアンスまでこだわり、エノモト社長の人柄を細かに再現したりと緻密に組み上げました。
また、「お客様のために地域を駆け回る電気屋さん」というイメージをさらに植えつけるべく、フラッシュの下に更にフラッシュを配置し日常でもエノモトさんとヨッシーが家から家を駆け回っている様子を表現しました。
中のページにもお客様が楽しんで見れるような「地域情報〜カレンダー」を入れたり豆知識をお入れすることによって、いつ見ても楽しいホームページにと工夫しました。こんな小さな工夫ですが、お客様の中にはわざわざ電話をかけてきてくださって「カレンダーはまだ更新されないの?」とか「このえのもとさんのスローガンは誰が考えたの?」というお客様も多くいらっしゃるそうです。(うれしい限りです・・・泣)
創建様は元々腕の立つ大工だった現社長が、「一生関わる大切な家をお客様が全く関わることなく造られるのはおかしい。”お客様にとって最上の家”を造りたい」という想いから創業されました。元々社長自体が人を楽しませたりするユーモアというものは大切だとお考えになっていたこともあり、自らがキャラクターをお作りになっていましたので、制作は当社にとって正に得意分野でした。
まずトップページのフラッシュには、「社長の家づくりに関するこだわり」という部分を全面的に打ち出していきました。このような部分に人間が登場するのはあまりにもリアルすぎてどうしても生臭く映ってしまうため、創建のキャラクターである”創一くん”に社長の想いを伝えさせるようにアニメーションのような感じで組み立てました。そうすることで、社長としての想いをお客様にふんわりと、且つしっかりと伝えられるフラッシュに仕上げお客さんが楽しみながらついつい最後まで見てしまうフラッシュに仕上がりました。
またこれからの経営戦略として、お客様がキャラクターを見て「あれ?あのキャラクターかわいい」「どこの会社のキャラクターなんだろう?」と思っていただけるように、キャラクター”創一君”の認知をさせ、そこから自社の認知を広めていきたいということもありましたので、ホームページにも各所に創一君を散りばめ、まるで創建さんに自宅のリフォームを頼んだら創一君がやって来てくれるようなイメージというものを創り上げました。
創建の社長様からは、今まで静止画だったキャラクターが動いたり色々な場面で活躍しているのを見ることが出来て嬉しいと言っていただいております。建築市場という固い雰囲気の市場にこのようなホームページを落としたことによって、お客様が「何かこの工務店って他と違うよね」と言ってくださること間違いありません。
独立したオーナーが店舗をオープンさせて1年。経営も落ち着いてきて新たなお客様も獲得していきたいということからホームページをご依頼いただきました。
多くの美容室のホームページの見せ方は、キレイな女性が出てきてスタイリッシュな雰囲気・・・というようなイメージに落ち着きます。しかし、本当にスタイリッシュなだけが美容室のイメージに固まっていいのだろうか。そう考えた当社では、SHOW様に来店されているお客様の層や、来店理由。オーナーが目指している美容室のビジョン。色々な要素を洗い出し、SHOWが着地するべきビジョンにぶれないようなホームページ作りを心がけました。
美容室SHOW様は、太田の地域の多くの方に「キレイになってもらいたい、自分達がそのキレイを引き出したい」という思いを持っています。その想いを、トップページ左下のグレー色の蝶が、SHOWというホームページを通過してキレイな蝶へと羽ばたいていくというデザインをし、自分の美しさに気づかないお客様をSHOWという美容室の手でキレイを引き出し魅力的に変身させるというイメージへと表現しました。
また、キレイになることは小さい子どもからお年を召した方までどの年代や性別も問わないというお考えを持っていることから、小さな子の写真からお年を召した方の写真までをホームページに散りばめどの年代にも対応している様子を随所で感じていただけるようにしました。多くの美容室のホームページに見られるようなスタイリッシュなイメージだけではない、親しみやすさを感じてもらえるような印象のホームページに出来上がったと思います。
ホームページ完成後、オーナーの方からは「ホームページを作ってみて自分達の美容室にあるべき姿というものがものすごくはっきりしました。そこがある意味自分にとっての一番の収穫でした」というような当社がお客様に感じていただきたいそのままのお言葉をいただきました。(本当に嬉しい限りでした・・・泣)